「ルフィ」「キム」グループ、7日送還へ 最低2人、比に捜査員派遣
2/6(月) 5:00配信
各地で相次ぐ広域強盗事件で「ルフィ」などと名乗り犯行を指示した疑いがあり、日本がフィリピンに強制送還を要請している4人について、両政府が少なくとも2人の身柄を7日にも日本に移す見通しであることが5日、捜査関係者への取材で分かった。渡辺優樹容疑者（38）ら残る2人についても、現地で6日に予定されている刑事裁判の結果次第で一斉に帰国する可能性もある。
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警視庁は特殊詐欺事件に絡む窃盗容疑で4人の逮捕状を取っており、捜査員を6日にも現地へ派遣する。ルフィのほか、同じ指示役とされる「キム」らが含まれるとみられ、移送されれば同容疑で逮捕した後、広域強盗事件への関与についても調べる。
「ルフィ」「キム」広島の強盗殺人未遂にも関与か…都内２事件と似た人物、防犯カメラに
2/5(日) 19:29配信
関東など各地で相次いだ強盗事件で、昨年１２月に広島市で起きた強盗殺人未遂事件に、東京都内で起きた別の強盗致傷事件で逮捕された男４人が関与した疑いのあることが捜査関係者への取材でわかった。警視庁や広島県警は、「ルフィ」を名乗る指示役らのグループが実行役を入れ替えながら各地で強盗を繰り返したとみて調べている。
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強盗殺人未遂事件は昨年１２月２１日夜に発生。広島市西区の貴金属買い取り専門店兼住宅に複数の男が押し入り、現金２５０万円や高級腕時計など９０点（２１６７万円相当）を奪って逃走した。店の経営者の男性（４９）が頭を殴られ、急性硬膜下血腫で現在も意識不明の重体となっている。
捜査関係者によると、現場周辺の防犯カメラに、県警が今月３日に強盗殺人未遂容疑などで逮捕した埼玉県朝霞市の職業不詳、栗原翔容疑者（２７）ら男４人のほか、東京都稲城市と中野区で昨年１０月と１２月に起きた二つの強盗致傷事件で警視庁に逮捕されている４人と似た人物が映っていた。
都内の２事件では警視庁がこれまで２１～３７歳の男１２人を逮捕しており、このうちレンタカーの運転役や被害品の売却役とみられている男らが、広島市の強盗殺人未遂事件に関わった疑いがあるという。
県警は８人が首都圏などから新幹線で集まり、ＪＲ広島駅近くで複数のレンタカーを借りたとみて捜査。都内の２事件では「ルフィ」や「キム」を名乗る人物が実行役のスマートフォンに強盗を指示するメッセージを送っており、警視庁はフィリピンで拘束中の男らとの関連を調べる。
