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しばらくかかりそ。サグラダファミリアより遅くなるかも。

イギリスで浮上する「平等法」の改正

東洋経済の記事からいくつか抜粋、順序入れ替え。

 

その前に、下記の ’各種の研修’ ってのがこの辺(俺の以前の書き込み)でなければいいんですけどね。

イングランド/UK関係者(タビストック絡み含め)やアメリカ共和党関係者からの研修、

もしくは世界陸連、国際水連他、スポーツ関係からの研修、

あるいは重なる ’症例’ が多いとされる、自閉スペクトラム症/ASDや、ADHD/注意欠如・多動症方面、虐待や複雑な家庭環境その他方面からの研修、等々であることを願いたいもんですが。

はてさて、どのような ’各種の研修’ なんでしょうか。

 

一般論で申し上げるならば、元来、裁判官は、広い視野と深い洞察力をもって、紛争の基礎にある多様な利害や価値観の対立の本質を柔軟に受け止めた上で、適切な事実認定や法令の解釈を行い、納得性の高い判断をする、こういった資質能力が求められております。その意味では、国民の価値観や意識の多様化に伴って生じる新たな社会問題についても同様のことが言えるわけであります。
 そういった資質能力を身に付けるためには、裁判官は、日々の仕事・生活を通じて、主体的かつ自律的に識見を高めるよう努めることが重要ですが、裁判所としましても、各種の研修 等を通じて、各裁判官の取組を今後とも支援してまいりたいと考えております。

 

ジョグジャカルタ2006の第2原則を淵源とする原理主義イデオロギーは、日本国憲法13条、14条から導かれるはずの公共の福祉を介した利害調整機能、価値観の対立緩和機能を否定しているように思えるんですけどね。性別その他諸々を含めた権利や差別に対しての。(人によっては生物学的な男女の両性そのものを、、、とも。)

イギリスで浮上する「平等法」の改正

一方、イギリス政府は、年齢、障がい、婚姻関係、人種、宗教、性などによる差別から国民を守る「平等法(2010年)」の中で定義される「性」を「出生時の性」と再定義するため、法律の改正に動きだした。「性についての解釈が揺らいでいる。平等法の下での定義について疑問を投げかけるのは理にかなっている」と政府閣僚は説明する。

 

議会での議論には時間がかかり、すぐに改正は実現しない見込みだが、もし改正があれば、トランスジェンダーである人は男女いずれか専用の空間(例えば病棟)への出入りが限定される可能性もありそうだ。

 

人間の基本的なニーズに対応するトイレ、あるいは男女それぞれで分けられることが多い病棟、刑務所などでトランスジェンダー対応が必須となってきた。

 

その一方で、例えば男性として生まれた人が女性であると自認し、法的にも女性としての認定を受けた後で、脱衣所など女性専用となってきた場所に出入りすることは認めるべきなのか、あるいは限定するべきなのか。限定するとしたら、差別にならないのか。イギリスでは、先の元男性・トランス女性の例をきっかけに、「立ち入りさせない」雰囲気が強くなっているが、まだまだ模索が続いている

 

toyokeizai.net

(上記、英国平等法(2010年)てのは、自民会合にて法制局から出てきたという例の文書に名前がありますな(G7各国の性的指向・性自認に基づく差別禁止の法制度比較について)。つーことは、G7構成国の英国は、現行から逆方向へ動き出しているということか。行き過ぎた現状から正常化へのより望ましい動きと俺には見えるけれど。)

 

先駆的なスコットランド中央政府と対決

イギリスでは、トランスの人はパスポートや運転免許証など法的手段に訴えることなく性や名前を変更できることが多いが、法的変更は「性認識法」(2004年)に基づいて、法的に性を変更することが可能だが、医師による診断書が必要になるなど、手続きはかなり煩雑だ。

 

こうした中、地方分権によって自治政府があるスコットランドでは、昨年末、性別変更手続きを簡素化する法案が自治議会で可決された。

 

これによると、最終判断をイギリス全体をカバーする性認識委員会に任せるのではなく、スコットランド内に委員会を置き、申請時には医師による診断書は必要とせずに、自己申告での変更が可能とするほか、申請時点で自認する性として生活した期間は2年間ではなく、3カ月に減少させる。

 

さらに、現状では申請者は成人(18歳以上)が対象となるが、これを16歳に下げる。ただし、16歳と17歳の場合は自認する性として生活した期間を6カ月にする。これにより、日本で言うと高校生入学時から、トランスジェンダーの人が心と体の性の不一致を少なくとも法的に解消できることになるわけだ。

 

スコットランド議会に法案が提出されると、性自認が改めて議論の的となった。

 

反対派は、法律で性の変更が簡単にできるようになると、男性として生まれた人物が「自称女性」としてこれまでは女性専用となっていた空間に入りやすくなり、違和感や脅威を感じる女性がいる、と主張する。小説ハリー・ポッターシリーズで著名な、スコットランド在住の作家JKローリングもこれを支持。女性の権利の擁護組織も反対を表明し、スコットランド民族党(SNP)による政権内では法案に賛同できないと辞任する議員が複数出た。

 

それでも、当時の自治政府首相ニコラ・スタージョン氏が強く推したこともあって、昨年12月、スコットランド議会は法案を可決。ヨーロッパではアイルランドデンマークノルウェーポルトガル、スイスなどで自己申告での性別変更手続きが可能なため、ヨーロッパ大陸並みになった、ともいえる。

 

ところが、今年1月中旬、中央政府が待ったをかけた。スコットランドの法律がイギリス全体の法律に抵触する場合、政府はその取り消しを求めることができる。そこで、スコットランドの性別変更の法的手続き簡易化法案の取り消しを求める決定を下したのである。中央政府によるこの権限が行使されるのは、今回が初めてだ。

 

4月21日、スコットランド政府は中央政府による法案取り消し決定の合法性について、民事控訴院(スコットランドの民事事件を扱う最高裁判所)に提訴し、戦う姿勢を崩していない。

 

 

「女性が安心できることは重要」

「トイレは男女別」と義務付けられているのは、人口の5分の4が住むイングランド地方。BBCによると、ケミ・バデノック女性・平等担当相は、義務化について「女性が安心できることは重要」「女性のニーズは尊重されるべき」と説明。さらに政府は「ジェンダーニュートラル(性的に中立)なトイレ」が増えることについて「女性が不利益を被る」と考える人がいるほか、トイレを待つ列が長くなることも理由に挙げている。

 

ニュートラルなトイレの場合、男性は個室と壁面に取り付けられた小便器を使うことができるが、女性が使えるのは個室のみ。「小便器の横を通らないと個室に行けないのが嫌だと感じている女性は少なくない」と女性団体が抗議したほか、生理や妊娠中など女性特有のニーズがあるため、政府は女性専用のトイレの確保を重要視した。

 

ガーディアン紙によると、同案は2021年5月に提案されたが、トランスジェンダーやノンバイナリージェンダー(自身の性自認が男女どちらにも当てはまらない、あるいは、当てはめたくない人)の人々の選択肢がなくなるとの批判が噴出。人権団体は、「トイレが男用と女用だけになってしまうと、どちらにも行けない人が出てきてしまう」と懸念を示した。

 

実際、男女のトイレのほかに、「ニュートラルなトイレ」も同時に義務付けて設置しないと、トランスの人の行き場所がなくなってしまいそうだ。

 

ニュートラル」のドアを開けてみると、便器が置いてあるだけの小部屋で、いわゆる「スタンドアローン形」だった。イギリス政府の定義に照らせば、「ユニバーサル・トイレ」に当たる。「女性用」では、個室が並び、その前に手洗い場所がある、公共の建物でよく見かける形となっていた。

 

 

女性刑務所に入れられた元男性

中央政府自治政府の間で性別変更簡素化法案の是非について不協和音が響いていた1月末、元男性のトランス女性がスコットランド内で1つしかない女性専用刑務所から男性専用の刑務所に移送されたことが報道された。

 

2016年と2019年、スコットランドの第2の都市グラスゴーで女性らに性的暴行を働いたアダム・グラハムは、今年1月の裁判が始まるまでにホルモン治療などを受けて身体を女性に転換させた。子供時代から自分がトランスジェンダーであると認識してきたという。名前もアダム・グラハムからイスラ・ブライソンに変えた。

 

1月24日、ブライソンに有罪判決が下った。量刑が決まるまで男性刑務所に拘留されるはずだったが、トランス女性であることが考慮され、スコットランドで唯一の女性専用刑務所に送られた。しかし、女性受刑者の身の危険が脅かされるという声が高まり、最後は男性刑務所で受刑することになった。トランス女性が女性へのレイプ罪で有罪となるのは、スコットランドではこれが初だ。

 

トランス女性は男女どちらの刑務所に送られるべきだろうか。ブライソンの例では「元男性」「女性に対するレイプ罪で有罪」という特徴があったために、最終的に男性刑務所に送られた。スコットランドではトランスジェンダーで受刑中の人が少なく、トランス専用の刑務所は設置されていない。

 

 

こちらはフライデーの記事から。場所が場所だけに。。。

「ホテル代もったいないから」歌舞伎町タワーのジェンダーレストイレが「パパ活現場」になっていた!

フライデー 2023年05月04日

 

「あそこでパパ活してるって友達が言ってたよ。ホテル代もったいないし、トイレでやってるって。口だけで、5000円ぐらいもらってるんだって」

 

こう答えてくれたのは、「トー横キッズ」と呼ばれる新宿・歌舞伎町前に集う少女の一人だ。

 

先日、歌舞伎町の新しいランドマークとして歌舞伎町タワーが営業を開始し、それとともに話題になった”ジェンダーレストイレ”。体の性別を問わないジェンダーフリーな公衆トイレとして設置されたものの、ここに来てさまざまな問題が浮上してきている。

そのなかの一つが、トー横キッズたちがラブホテル代わりにパパ活現場として使っているという点だ。

 

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トー横キッズのなかには、パパ活などの”売春行為”をしている女性もおり、彼女らは家出少女のように、夜な夜な歌舞伎町に繰り出して、トーヨコにいる仲間たちと行動を共にしている。

 

問題となっているジェンダーレストイレがある場所は歌舞伎町タワーの2階。ネオンが光り輝く『新宿カブキhall』という居酒屋と同じ階に設置されている。

 

トー横キッズが集う広場のすぐ近くにある上に、人の往来が激しい玄関口のような場所に設置されているため、そのような使い方をしていたとしても、それを見つけることは難しい。そんな事情もあって、トー横キッズたちに目をつけられたのだろう。

実際に行ってみると、エレベーターを上ってすぐ左にあるスターバックス横の通路を抜けた突き当りにそのトイレはある。警備員が一人立っているだけで誰もが自由に使えるパブリックスペースだ。

 

左側に男子トイレ、右側にジェンダーレストイレ、入口付近には使用時間が書かれ、午前1時から午前6時までは使用できないとポスターが張ってある。

 

巷で言われているような、利用目的を警備員に聞かれることはなくすんなりとトイレに入ることができた。

 

中に入ると、12の個室が設けられており、女性用との区別はあるものの、誰でも利用できるようになっている。

 

実際にトイレの中へ入ってみると、中は普通の個室トイレのような広さしかないが、パパ活などの”売春行為”をすることは不可能ではないだろう。

 

トイレの前に立っている警備員に話を聞いてみたところ、

「毎日の利用者はすごい人数になりますから、そういった目的で利用するためにジェンダーレストイレの方に入っていっても(パパ活をしているのかは)わかりません。ただ、トイレの使用時間が一定時間を超えると警報がなる仕組みになっているので、難しいと思いますけどね」

と答えてくれた。

 

このようなシステムがあることを知ってか、トー横キッズたちのパパ活の方法はかなり効率的になっているのだという。

 

ツイッターなどのSNSで集客をして、金額の交渉もツイッターで行われるので、待ち合わせ場所に集合したあとはすぐにトイレへ。限り無く時短をして回転率を上げる手法が用いられている。

 

ステマチックになった売春であれば、ジェンダーレストイレをラブホテルのように使うことも難しくはないのだろう。

 

このような現状を歌舞伎町タワーの店舗関係者はこのように語った。

 

「どんなトイレかなと思って気になっていたんですが、案の定って感じですね。私たち(テナントの従業員)の間でも『ああ、絶対変なことにつかわれるんだろうな』って話題になってました。ジェンダーとかに気を遣うのはいいと思ったんですけど場所が悪すぎます。だってここトーヨコですよ」

 

タワーがオープンする前からも、関係者からも炎上するだろうと予想はされており、案の定といった形で歌舞伎町のトレンドとなりつつある。

 

多様性の配慮のために作られたジェンダーレストイレがこのような使われ方をしていることは許されることではない。迅速な対応が求められている。

friday.kodansha.co.jp

 

東急歌舞伎町タワー
所有者    :東急レクリエーション・東急

東急レクリエーション
主要株主:東急 100%
(2023年1月1日現在)

 

東急の定時株主総会、2022年の案内だそうな。

歌舞伎町タワー敗戦とでも言うべきか。経産省の別館、入居してないでしょうね?(衆参両院の別館、最高裁の別館、首相官邸の別館、、、)