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しばらくかかりそ。サグラダファミリアより遅くなるかも。

人虎伝2

「脱・暗記」トップ押し切る 国立大の「総意」中教審で崩す
毎日新聞 2014年12月19日
http://mainichi.jp/journalism/listening/news/20141219org00m040006000c.html ( リンク切れ )

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 「反対意見が出ると部会長自ら反論する。司会進行役の部会長が一番発言する。今までにない会議だった」。大学入試改革を議論する中央教育審議会中教審)の部会は、委員の一人が振り返るように異例の展開をたどった。
 8月22日、文部科学省3階で開かれた部会。「個別入試(国立大の2次試験)での学力検査は今後も極めて重要だ」。国立大学協会の里見進副会長(現会長、東北大学長)が国立大の「総意」を述べ始めると、部会長の安西祐一郎・前慶応大学長の顔色が変わった。
 すでに答申予定を1カ月半も過ぎていた。安西氏が個別入試で「学力試験を廃止」する改革にこだわったからだ。この日、安西氏はその改革私案を部会で配り、一気に決着を図ろうとしていた。そこに国大協が「待った」をかけたのだ。
 安西氏の持論はこうだ。
 これから学生に求められるのは知識の多寡ではない。答えのない課題に対し、他者と協働し解決策を探る力だ。「1点刻み」で暗記した知識量を競う「知識偏重」の学力試験を続けるべきではない。学力は大学入試センター試験に代わる新テスト「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」で段階別に評価し、大学別の試験では、論文や面接、集団討論で受験生の資質を見る「多面的総合評価」に転換すべきだ--。
 だが部会では、国大協の意見に国立大教授の委員らが相次ぎ同調した。受験生全員に多面的総合評価ができるのか。新テストだけで本当に学力が分かるのか。会議は紛糾した。
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 入試改革は難しい。「知識偏重」から「多面的総合評価」への転換は、15年も前に中教審が打ち出している。なぜ進まないのか。理念には賛成でも実施となると足並みが乱れるのだ。高校は「まず大学入試が変わらないとだめだ」。大学も「高校の授業こそ知識偏重そのもの」と譲らない。関係者からは異論が噴出。そのまま時間が過ぎていく。
 「今回こそ変える」。中教審会長も務める安西氏の思いは強く、特に8月以降、私案を基に議論を引っ張る場面が目立った。
 強気の背景には「教育再生実行」の旗の下、今まで動かなかった「改革」を次々と成し遂げてきた下村博文文部科学相の支えも大きい。道徳教科化、教育委員会制度見直し--。個別入試での学力試験廃止は下村文科相も同じ考えだ。部会のある委員は言う。「政治的にもその方が改革色が出る」
 数十回もの議論を経てまとまった答申案は「全面に安西色が出た内容になった」と文科省幹部。個別入試は「論を立てて記述する形式の学力評価を個別に課すこともあってよい」。含みは残したが「結局、安西さんが押し切った」。
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 中教審は22日、大学入試改革の答申を下村文科相に提出する。覚えた知識量を「1点刻み」で競うペーパー試験こそが「公平・公正」とされる入試観を大転換させる内容だ。改革は成功するのか。現場から報告する。



大学入試改革の旗振り役 慶應元塾長に利益相反疑惑を直撃
2018年122(火)
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190122-00000001-pseven-soci


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異見交論55 「東大の見識を疑う」安西祐一郎・中央教育審議会前会長
2018年9月10日
http://kyoiku.yomiuri.co.jp/torikumi/jitsuryoku/iken/contents/55.php


21年度学部一般入試 共通テスト・外部検定試験 従来通り利用なし
慶應塾生新聞 2018年12月27日
http://www.jukushin.com/archives/35232


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竹中平蔵氏、安西祐一郎氏、有志により「教育改革推進協議会」が発足
マルチステークホルダーによる実体ある教育改革の取組をスタート
日本アクティブラーニング協会
2017年7月18日
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000020255.html