ニューヨーク在住ジャーナリスト、編集者
補足トランプ氏はTruth Social(SNS)で、銃撃事件に迅速に対応してくれたシークレットサービスなどに感謝を述べ、もっとも重要なこととして何より亡くなった人と負傷した人の家族にお悔やみを申し上げたいと述べた。また「我が国でこのような行為が起こり得るとは信じがたいこと」とし、怪我については「右耳の上部を銃弾で撃たれた。シューという音が聞こえ、弾が皮膚を引き裂くのを感じたので、何かがおかしいとすぐに分かった。出血がたくさんあったので何が起こっているのか理解できた」と説明した。
トランプ氏、銃撃され負傷 大統領選で演説中、命に別条なし―捜査当局、「暗殺未遂」含め捜査・米
時事通信 外信部 2024年07月14日12時44分配信
【バトラー(米ペンシルベニア州)時事】米東部ペンシルベニア州バトラーで13日午後6時15分(日本時間14日午前7時15分)ごろ、トランプ前大統領(78)が11月の大統領選に向けた集会で演説中、ステージに向かって何者かが銃撃した。トランプ氏は右耳などを負傷したが、命に別条はない。米メディアによると、捜査当局は「暗殺未遂の可能性」を含めて捜査に入った。
トランプ氏は事件後、自身のSNSで「右耳の上部を貫通する銃弾を受けた。ビュンビュンという音と銃声が聞こえ、すぐに銃弾が皮膚を裂くのを感じた」と説明。「多くの出血があったので、何が起こっているのか理解した」と述べた。
大統領警護隊(シークレットサービス)によると、容疑者は集会場の外にある高い位置から数発発砲。警護官に制圧され、死亡した。CNNテレビは「容疑者は屋上にいた」と伝えている。容疑者の詳しい情報は不明。
また、発砲によって聴衆の1人が死亡し、2人が重体となっている。
中継映像によれば、発砲音が聞こえた直後に壇上のトランプ氏は右耳を押さえ、しゃがみ込んだ。複数の警護官が同氏に覆いかぶさるようにして保護。さらに発砲音が続いた。
トランプ氏は警護官らに支えられながら立ち上がり、右手の拳を何度も振り上げた。右耳は出血しており、右頬にも血が付いていた。車で会場を去り、地元の医療施設で検査を受けた。
トランプ氏は、中西部ウィスコンシン州ミルウォーキーで15~18日に開かれる共和党全国大会で、同党の大統領選候補に正式指名される見通しだ。
バイデン大統領は事件を受けて声明を出し、「トランプ氏が無事だと聞いてうれしく思う。米国に暴力の居場所はない。われわれは国家として団結し、これを非難する」と表明。その後、バイデン氏はトランプ氏と電話で話した。