英女王が即位６５年＝記念の祝砲、肖像写真も

　【ロンドン時事】英国のエリザベス女王（９０）は６日、１９５２年の即位から６５年を迎えた。「サファイア・ジュビリー」と称される即位６５年に達した英君主は女王が初めて。「新たに刻まれた歴史」（英メディア）を記念し同日昼、ロンドンのバッキンガム宮殿近くなどで祝砲が鳴らされた。

　２０１５年に歴代君主の在位最長記録を更新した女王は、昨年末に「ひどい風邪」を患い健康不安が広がったが、最近は教会ミサに姿を見せるなど回復しているもよう。６日は父の国王ジョージ６世の命日でもあるため大掛かりな祝賀行事は行われず、女王自身は東部サンドリンガムの別邸で私的な時を過ごす予定。

　王室は６日、著名英写真家が撮影した記念の肖像写真を公表。女王はこの中で、４７年に父から結婚記念として贈られたサファイアの宝石を身に着け、落ち着いた表情でほほ笑んでいる。（2017/02/06-22:16）

http://www.jiji.com/jc/article?k=2017020601141&g=int