前歯が一部欠けて、患者が駆け込んできたら、その日のうちに一時的な仮歯（というんだろうか）をつくって、必要最低限の審美的要素（というほど大袈裟なものではなかろうが）を満たしつつ、中長期的な使用にも堪え得るよう、治療をすすめていくのが当然かと思っていたのだが。
駆け込んだ初日にそのように伝えたはずなのに、
１週間経っても、２週間経っても、１か月通っても、２か月通っても、欠けた前歯の仮歯すら作ろうともしない。
患者側からすれば優先順位の極めて低い（はっきり言ってどうもいい）他の歯の治療にかまけて、(不必要に石膏だか何だか知らんが、生まれてこの方、一度も作ったことのない（誰に見せるためのモノかも分らない）歯型まで作って)、最優先を望む前歯の仮歯にはいっさい手を付けようともしやがらない。
(それ以外の諸々に関しては、極めて異常なほどに手を付けるのが早そうな体感を持ったけれど。歯科医院内の空間に漂う、あのよどみ切った気持ちの悪い空気感と言ったら。)
あまりに頭にきたので３か月目にちょっと強く言ってみたら、その日のうちに前歯の（一時的な）仮歯（というんだろうか）を作りやがった。
そのような歯科医は、患者側としては何と呼ぶべきか。
名医そば屋とでも呼ぶべきか、あるいは文字通りの絵に描いたような藪そば屋と断ずるべきか。
一つ言えることは、名医そば屋か、藪そば屋か知らんが、あんな奴が次の世代の育成に関わろうものなら、歯科医か否か、それ以前の問題として、患者側が求めるものが決定的に欠落した、歯科医とは程遠いナニモノカが粗製乱造、大量生産されていくであろう、ということ。
その結果、もたらされるものは何か。
懐かれて困る、懐かれて困る、懐かれて困る、、、
これまで書いてきた上記の内容をもって、懐かれていると思い込むとしたら、思い込めるとしたら、すみやかにアタマの医者へ行き、一刻も早く鉄格子の中に入ることをおすすめしたい。
患者にとっても大迷惑、悪しき禍々しい薫陶とやらを押し付けられる後進にとっても大迷惑。
本当にいい加減にして欲しいものだ。
（気が付いていないと思い込んでいるのは、オマエだけだということは強く強く申し添えておきたい。イヌ、ネコの方がよっぽどもマシなトンデモない奴だわな。）
