トランプ氏圧勝、初戦で勢い 2位争いはデサンティス氏 共和アイオワ党員集会・米大統領選
時事通信、1/16(火) 17:55配信
【デモイン（米アイオワ州）時事】11月5日の米大統領選に向けた共和党の候補者指名争いの初戦となる中西部アイオワ州党員集会が15日、州内各地で開かれ、トランプ前大統領（77）が大差で勝利した。
2位にデサンティス・フロリダ州知事（45）、3位に僅差でヘイリー元国連大使（51）が続いた。
トランプ氏は支持者の前で勝利宣言し、政権奪還を見据え「団結すべき時だ」と呼び掛けた。2020年大統領選でバイデン大統領に敗北し、返り咲きを誓うトランプ氏は、世論調査通りの圧勝で指名獲得に向け思惑通りのスタートを切った。
失速が指摘されていたデサンティス氏は2位に食い込み、第2戦へ望みをつなげた。支持者には「決して失望させない」と語り、23日に東部ニューハンプシャー州で行われる予備選に臨む。
勢いを増しているとみられていたヘイリー氏は、デサンティス氏の後塵（こうじん）を拝した。ヘイリー氏は「米国民の70％がトランプ、バイデンの再対決を望んでいない」と強調。「われわれには新たな方向性がふさわしい」と訴え、次戦での巻き返しを誓った。
公式集計によると、トランプ氏の得票率は51．0％に達した。デサンティス氏は21．2％、ヘイリー氏は19．1％。実業家のラマスワミ氏（38）は7．7％と振るわずに撤退を表明、トランプ氏支持を打ち出した。
