数十年、百年スパンで、戦略的、地政学的に、
ロスケの敗北(大敗北)にして、’ 欧州 ’ の勝利。
スウェーデンのNATO加盟決定 ハンガリーが承認、32カ国に
共同通信、2/26(月) 21:48配信
【ウィーン共同】米欧の軍事同盟、北大西洋条約機構(NATO)加盟国ハンガリーの議会は26日、スウェーデンのNATO加盟を承認し、同国が32カ国目として加わることが決まった。ロシアのウクライナ侵攻開始から2年が経過。ロシアと欧州に面するバルト海をNATO加盟国が取り囲むことになり、ロシア軍の活動に対する抑止力強化につながる。
加盟には全加盟国の承認が必要で、ハンガリーが唯一終えていなかった。新規加盟は昨年4月のフィンランド以来。スウェーデンのクリステション首相は「歴史的な日だ。責任を果たす用意がある」と決意を示した。
スウェーデンはウクライナ危機を受けて長年の中立政策を転換し、フィンランドと共に22年5月に加盟申請した。
NATOのストルテンベルグ事務総長は「NATOはより強く、より安全になる」と表明した。
ハンガリーのオルバン首相は強権的な政治姿勢で知られる。「法の支配」の原則など民主主義的な価値観を巡って同国に批判的なスウェーデンへの不満が、承認手続きに時間がかかった一因だとの見方が出ていた。
スウェーデンNATO加盟、32カ国目 全ての批准出そろう ロシア脅威迫り北方拡大
時事通信、2/27(火) 0:59配信
【ベルリン時事】スウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟が26日、決まった。
ハンガリー議会が同日、スウェーデン加盟を承認し、全加盟国の批准が出そろった。先行したフィンランドと合わせてNATOは32カ国体制となる。ロシアのウクライナ侵攻に端を発したNATOの北方拡大が実現し、欧州の安全保障は新たな局面を迎えた。
スウェーデンのクリステション首相は26日、X(旧ツイッター)で「歴史的な日だ。欧州と大西洋の安全保障に責任を負う用意がある」とNATOへの貢献に意欲を示した。NATOのストルテンベルグ事務総長は「全体がより強力で安全になる」と歓迎した。
北欧2国は冷戦中から軍事的な中立を維持してきたが、領土的野心を持つロシアの脅威に直面して方向を転換。加盟国への攻撃を全体への攻撃と見なすNATOの集団防衛への参加を決めた。
NATOは欧州北部のバルト海をほぼ囲う形となり、ロシアにとっては、同海に面する飛び地カリーニングラードからの軍事展開が難しくなる。ロシアはNATO拡大を警戒してウクライナに侵攻したとされるが、裏目に出た形だ。