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山崎貴監督『オッペンハイマー』に言及「アンサーの映画を日本人として作らなくては」

山崎貴監督『オッペンハイマー』に言及「アンサーの映画を日本人として作らなくては」

2024/3/11 12:45

 

世界最高峰の映画賞、映画芸術科学アカデミー主催の「第96回アカデミー賞」授賞式が現地時間10日、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターにて行われ、『ゴジラ-1.0』が、日本映画として初、アジア圏の作品としても初となる視覚効果賞を受賞した。授賞式直後、受賞した監督・脚本・VFXを担当した山崎貴氏、VFXディレクターの渋谷紀世子氏、3DCGディレクターの高橋正紀(※高=はしごだか)、エフェクトアーティスト/コンポジターの野島達司氏がメディアの取材に応じた。

 

今回の受賞がもたらす影響について聞かれた山崎監督は「まだ実感が湧かないのですが、一つは日本の映画が海外でもある程度興行していければ、日本の映画の環境も変わっていくと思いますし、僕らが変えて行かなければいけないんじゃないかと思っています。そのためにもこれからの行動が重要になってくると思います」と冷静に答えた。

 

また、今回のアカデミー賞では、第二次世界大戦中、原子爆弾開発・製造のためのマンハッタン計画を遂行した天才科学者J・ロバート・オッペンハイマーの実話を映画化した『オッペンハイマー』が作品賞を含む最多7冠を制した。

 

1954年に公開された1作目の『ゴジラ』は、当時、ビキニ環礁の核実験が社会問題となっていた中、水爆実験により深海で生き延びていた古代生物が放射能エネルギーを全身に充満させた巨大怪獣が日本に来襲するという物語。『ゴジラ-1.0』は、今年ゴジラ誕生70周年を記念した作品で、日本で製作されたシリーズ30作目となる。

 

オッペンハイマー』とあわせて注目されていることについて山崎監督は、「作っている時はまったくそういったことは意図されていなかったと思いますが、出来上がった時に世の中が非常に緊張状態になっていたというのは、運命的なものを感じます。『ゴジラ』は、戦争の象徴、核兵器の象徴であるゴジラをなんとか鎮めようとする話ですが、鎮めるという感覚を世界が欲しているのではないか。それがゴジラのヒットの一部につながっているんじゃないかと思います」と見解を述べた。

 

さらに、「『オッペンハイマー』に対するアンサーの映画は、個人的な思いとしてはいつか、日本人として作らなくてはいけないんじゃないかな、と思っています」と秘めていた思いを明かしていた。

 

アカデミー賞の視覚効果賞は、その年に公開された映画の中で最も優れた視覚効果(VFX)を用いた作品に与えられる栄誉で、アカデミー賞で最も注目される部門の一つ。過去には『スターウォーズ』、『タイタニック』、『アバター』などの映画史を代表する傑作が受賞してきた。また、監督が「視覚効果賞」を受賞するのは『2001年宇宙の旅』のスタンリー・キューブリック以来55年ぶり、山崎監督が史上2人目となった。

 

ゴジラ-1.0』は、2023年11月3日に日本で公開され、同年公開の実写映画で1位、唯一の興行収入60億円を突破する大ヒットを記録。北米では現地時間12月1日に公開となり、2月1日までの63日間で最終興収は5600万ドルを超え、北米で公開された邦画実写映画の興行収入記録を大きく塗り替え、歴代1位となった。また、北米公開の外国語の実写映画の歴代興収の中でも3位という記録を残した。そのほか、世界各地で“ゴジラ旋風”を巻き起こし、日本興収も含めた全世界累計の興行収入は160億円(※)を突破している(※現時点のレートで換算)。 

 

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