艤装してます

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しばらくかかりそ。サグラダファミリアより遅くなるかも。

実学の定義、役に立つ/役に立たないの定義を

厳密に行ってから論をすすめるべきだわな。

冨山和彦氏、大学教員の「選民意識」にモノ申す
日本の大学教育は大多数者の役に立たない
http://toyokeizai.net/articles/-/58760



>僕は地方のバス会社など中小企業を経営しているからわかる。中小企業で働く人の現実と、大学が教える内容はまったく合っていない。

少し言いかえて、
地方のバス会社で働く人の現実と、4年制大学が(卒論作成過程含め)およそ4年間で教える内容がまったく合っていない


選択肢を4年制大学以外に広げて、教える内容が現実にっているところから採用すればいいだけじゃね?それで解決するとは思わんが。

まぁ、地方バス会社の業務内容に合わせた4年課程って、いったいどんな内容なんだろうとは思うけれど。
運転手か整備かそれともバスガイド、はたまた事務部門かは知らないけどさ。



定義も何も書かれていないので”実学”とやらが何を指すのかさっぱり分からんが、仮に(これまで)経費/人員とも企業負担で行ってきた”企業内教育”を”実学”と置き換えれば、少なくともその範囲内においては何を言わんとするか分からんでもない。
(メディアではその文脈が多かったと記憶)

全くもって、賛同することはできないが。

今現在も、貯めこむだけ貯めこみ続ける超巨額の内部留保に課税でもなんでもして、全額企業負担による”実学”教育訓練校でも立ち上げればいいだけの話。

実学”とやらを”企業内教育”に置き換える限りにおいては、これまでの企業負担から、公費負担/自己負担へ、ただ単にトバしたいだけじゃないのかな。



”役に立つ/役に立たない”の定義もこれまた何も書かれていないも同然なんだが、
仮に(第一義的に)企業収益や企業経営者の役に立つ、
それも
(第一義的に)短期限定での企業収益や企業経営者の役に立つ
とするなら、それこそ「選民意識」もいいところ。

MBAほど役に立たないものはない、ってのは自覚してるらしいので、さらにもう一歩進めて、地方中小企業では英語ほど役に立たないものはない!全廃すべきだ!!
くらいはっきり言えば、まだ耳を傾ける人もいるかもしれないけれど。

おそらくは口が裂けても言わないやね。きっと。



日本の大学教育は大多数者の役に立たない(記者/編集)
社会に出て役立つ実学の方が求められている(記者/編集)
平均的な学歴で社会に出て行く大多数の人たちにとって役に立たないという現実。


日本の大学に、新たに「実学」というラインを作るべきだという主張(記者/編集)
社会に出て役立つ実学の方が求められている(記者/編集)
今なぜ実学なのか(記者/編集)
「教員に実学を教えさせるのは、アカデミズムに対する冒涜だ」という大学教員の意見
実学の世界で生きていく市井の人たちに対する冒涜
実学がないからアカデミズムも弱る(記者/編集)
高等教育は、アカデミックスクールと実学を教えるプロフェッショナルスクールの「二山構造」にするべき
日本だけ実学の山がないというのは、ある種の職業差別
そもそも社会科学の世界では、実学とアカデミズムの境界があいまい
日本の社会科学が世界的に高い評価を受けていない理由のひとつは、実学と切り離されているから
実学を軽視したことで、アカデミズムまで弱体化したと(記者/編集)
一方で、実学の知識は陳腐化しやすいという問題(記者/編集)
なぜこれをバウチャーによる公的支援にすべきかというと、実学はある種の公共財だから
実学重視の教育では、教養を高める機会を奪う懸念(記者/編集)