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米軍が世界中の全オスプレイの飛行を停止…鹿児島の墜落事故受け「リスク軽減」と声明

ワシントン発。通信2社、大手5紙。

 

米軍が世界中の全オスプレイの飛行を停止…鹿児島の墜落事故受け「リスク軽減」と声明

読売、2023/12/07 11:59

 

 【ワシントン=池田慶太】米軍は6日、空軍輸送機「CV22オスプレイ」が鹿児島県・屋久島の東方沖に墜落した事故を受け、世界に配備している全てのオスプレイの飛行を停止したと発表した。米軍はこれまで、日本国内に配備している事故機と同型の「CV22」に限って飛行を停止していた。

 

 AP通信によると、米軍では空軍、海軍、海兵隊が計400機以上のオスプレイを運用している。在日米軍では、横田基地(東京都)の空軍用「CV22」6機と、普天間飛行場沖縄県)の海兵隊用「MV22」24機の計30機が配備され、事故機はこのうちの1機だった。

 

 米軍は事故後、日本政府の全面的な飛行停止要請に応じていなかったが、事故調査の進展を踏まえ、全種類のオスプレイの飛行を停止する方針に転じた。米海軍は声明で「事故の調査が続く間、リスクを軽減するためだ」と説明した。

 

 事故原因については予備調査の結果、機材の故障の可能性が示されたと明らかにした一方、現時点では根本的な原因は不明のため、調査を続けるとしている。

 

 米軍は今回の事故で乗員8人全員の死亡を認定したが、2人が依然として行方不明のままだ。米軍は事故原因の調査と並行して行方不明者の捜索と機体回収に向けた活動を続ける。

 

 オスプレイを巡っては、日本以外でも事故が相次いでいる。AP通信は、過去20か月のうちに墜落事故が4回あり、計20人が死亡したと報じた。オーストラリアで8月に発生した事故では3人が死亡し、事故原因の調査が続いている。

 

 日本の陸上自衛隊屋久島東方沖の墜落事故を受け、すでにオスプレイ全機の飛行を見合わせている。

 

www.yomiuri.co.jp

 

 

米軍が全てのオスプレイの飛行停止 墜落事故、機材不具合が原因か

毎日、12/7(木) 10:51配信

 

 米軍は6日、鹿児島県・屋久島沖で11月29日に空軍輸送機CV22オスプレイが墜落した事故を受けて、海兵隊や海軍の別型機も含めて、全てのオスプレイの飛行を停止すると発表した。空軍の初期的な事故調査の結果、機材の不具合が墜落原因だった可能性が浮上。米軍は事故直後は日本政府の飛行停止要請に応じていなかったが、調査の途中経過を受けて、全世界でのオスプレイの全面飛行停止に方針転換した。

 

 空軍特殊作戦司令部は6日に墜落機と同型のCV22の飛行停止を発表。「初期的な調査によって、機材の不具合で事故が起きた可能性が示された。不具合の根本的な原因は現時点では判明していない。飛行停止で、原因要素を特定するための徹底した調査の時間と猶予を与える」と説明した。「不具合」の具体的な内容には言及していない。

 

 さらに海軍航空システムコマンドも「空軍の飛行停止を受けて、すべてのV22オスプレイの飛行を停止する。事故調査は続いているが、米軍要員の安全を確保するためにリスクを軽減する追加措置をとる」と発表した。

 

 米メディアによると、空軍は51機、海兵隊は約400機、海軍は27機のオスプレイを運用している。固定翼機とヘリコプターのような飛行を選べる点や垂直離着陸など、基本的な性能や飛行形態は共通している。

 

 日本政府は事故直後、安全を確認するまで日本でのオスプレイの飛行を停止するよう求めたが、米軍は飛行停止には否定的だった。空軍は「飛行停止が必要かどうかを判断するための情報が十分にない。(事故前から)引き続き、CV22の搭乗員や保守整備チームを信頼している」と説明。捜索・救助に集中するために墜落機と同じ部隊に所属するCV22の飛行は中断していたが、安全性に問題があるとは認めていなかった。CV22と飛行形態が共通する別型機を運用する海兵隊や海軍も、飛行停止には応じず、行方不明者の捜索にもオスプレイを使用していた。

 

 空軍特殊作戦司令部は2022年、CV22でクラッチの不具合に関する事故が相次いだため、約2週間にわたって飛行を停止したことがある。しかし、当時は海兵隊や海軍は飛行停止に同調しておらず、今回の全面飛行停止は異例の措置だと言える。

 

 22年の調査では根本的な不具合の原因は判明せず、事故を起こしやすい飛行方法を避けることで対応する方針を決め、飛行を再開していた。今回起きた可能性がある「不具合」が、クラッチに関係するかどうかは不明だ。

 

 墜落機には8人が搭乗。6日までに事故現場付近から6人の遺体が収容された。米軍は海上保安庁などと協力して残る2人の捜索を続けているが、生存の可能性は低いと判断し、遺族には「死亡」を通知した。【ワシントン秋山信一】

 

mainichi.jp