熊本城の石垣は、

現時点でなんとか持ちこたえている石垣（石組み）と、崩落したすべての石垣（大小、巨石の類い）を、３Ｄスキャナーでデジタルデータ化できれば、人工知能を大幅に介在させて、（熊本地方に限定されることなく）日本中の大学、研究機関、高専（なんなら高校、中学その他の有志）で、組みなおしのシミュができるかもしれないんだが、さて。

仮にそれが可能だとしても、気の遠くなるような作業になることは変わらないだろうし、最後の最後は人間の職人さんにお願いするしかないことも、なんら変わらんのだろうけれど。
（当然ながら武者返しの技術・技能の再習得と、次世代への伝達・継承も兼ねつつ）

不幸中の幸いというべきか、現存の宇土櫓は現時点において崩落を免れているようだし、城郭の規模は大きく異なるものの直下型地震で完全に崩落した天守閣、天守台（石垣）の再建事例もあるので、それほど悲観的ではないんだが‥。

そも、天守閣や櫓は、数十年のスパンで解体、調査、修理、再組み立てされるものという認識。