艤装してます

艤装してます

しばらくかかりそ。サグラダファミリアより遅くなるかも。

ウクライナ兵器をチャット支援 米軍が24時間

日本の自衛隊も(ウクライナ含め)台湾や尖閣・沖縄その他で、同様のことができるんだろうか。あ~、明日なんか変な反日的・国賊的イベントがあるんだっけ?

jp.wsj.com

以下、以前の書き込みから。

tu-ray-0g-0s1.hatenablog.com

f:id:tu_ray_0g_0s1:20211124202215p:plain

 

 【ポーランド内の軍事基地】米国や同盟国から兵器や軍装備品が国境を越えてウクライナへと持ち込まれるポーランドの拠点付近では、米軍の兵士と翻訳者の計55人で構成するグループが前線の兵士からの質問に追われている。

 兵士らはタブレット端末「iPadアイパッド)」上の安全な対話アプリを通じて、主要兵器システムごとに14のチャットでやり取りを行っている。設計段階で想定されていた限界を大きく超えて兵器を酷使しているウクライナ軍の兵士にとっては、遠隔で助けを求められる戦下の「駆け込み寺」となっている。

 チャットには、発射を繰り返すことで摩耗した銃身の写真と共に、ライフリング(銃身内のらせん状の溝)がない状態でどうやれば正確に標的を狙えるのかとの質問が寄せられている。修理が不可能だと思われるような兵器を何とか使い続けるには、どのような修復を施すべきかと尋ねる動画も前線から届く。

 ウクライナ軍はまた、西側からの供給を待っていられないと思われる部品については、自分たちで設計した部品のスケッチを送り、完璧ではなくても機能するかどうか尋ねている。

 チャットを統括する中佐は「軍装備をできる限り素早く戦場に戻すことが目的だ」と話す。

 記者らは、遠隔での修理ネットワークを率いる兵士の名前を記事で明かすことは認められなかった。どのようなアプリを使っているのか、米軍のチャット支援部隊がポーランドのどこに拠点を置いているのかについても、情報を明らかにしないことを条件に取材が許可された。

 侵攻開始から7カ月がたち、ウクライナに支援を提供する西側諸国の間では、武器の供与だけでは不十分だとの認識が広がっている。スペア部品の供与に加え、前線付近で軍装備を修理したり間に合わせの部品を作ったりするための専門知識も、ウクライナ兵は必要としていることが分かってきた。

 ウクライナのオレクシー・レズニコフ国防相は、ネットを通じ24時間体制で技術的なサポートを提供するこうした仕組みについて「今回の戦争では迅速かつ標準外の解決策が求められる」とし、軍装備の即応態勢を整えておく上で、またとない機会を提供していると述べる。

 レズニコフ氏によると、ウクライナは西側式の武器の一部について国内で複雑な修理を開始した。スペア部品も10%程度は生産できるようになったという。

 西側は機密情報を防衛する目的もあり、兵器を譲渡しても、取扱説明書は一緒に提供していない。そのため、取説の一部はチャットのメッセージの形で共有されている。

 レズニコフ氏によると、修復・保全を担当するウクライナの専門家は侵攻直後に西側から集中訓練を受けており、そこで得た知識を現在は同僚に伝授している。

 チャットを通じた支援がすべての兵器の運用継続に十分なのか、あるいは請負業者などがいずれウクライナ入りする必要があるかどうかは分からない、と米軍関係者は話している。

 そもそもこのチャットは、兵器の使用について訓練を受けた最初のウクライナ兵9人が、本国に戻ってから自分の講師にアドバイスを求め始めたことが始まりだ。米軍は6月までにチャットを暗号化。米陸軍の装備を管轄する陸軍資材コマンド(AMC)の部隊を担当につけるとともに、兵士に伝達できるウクライナの翻訳者を武器の提供場所近くにある建物内に配置した。

 米国は今月、提供した高機動ロケット砲システム「HIMARS(ハイマース)」16基すべてが、現在も稼働していると明らかにした。ここにいる兵士らの話では、普通なら戦場から退場を余儀なくされるはずの損傷したハイマースが、チャットを通じて修復されたことが大きい。ウクライナはロシアから領土を奪還する上で、ハイマースが重要な役割を果たしたと述べている。 

 米国にとって、ウクライナに提供した武器や装備品の行方を常に把握することは難しい。チャットは追跡する手段の一つになる、と米軍のチャット責任者は話している。

 米軍制服組トップのマーク・ミリー統合参謀本部議長は今月、その支援施設を訪問し、チャットを創設した部隊も視察している。

 米軍にとっては、武器をどれほど使用すれば消耗するのか、理解を深める機会にもなっている。例えば、銃身が摩耗するのに米軍兵士なら通常数年を要するが、ウクライナではかなり頻繁に発射するため数週間しかかからない。こうした情報は製造元の防衛大手メーカーと共有され、どの部品を最短で生産する必要があるのかを決める判断材料になることもある。米軍関係者が明らかにした。

 チャットを統括する中佐によると、14のチャットのうち、ハイマースやりゅう弾砲に対応したものが最も重要だと位置づけられている。ウクライナ兵から届く要請(これまでのところ約650件)はいずれも数分以内に対応された。スペア部品は通常、数日以内に近くの飛行場から出荷されるという。

 米国にとって、ウクライナに提供した武器や装備品の行方を常に把握することは難しい。チャットは追跡する手段の一つになる、と米軍のチャット責任者は話している。

 米軍制服組トップのマーク・ミリー統合参謀本部議長は今月、その支援施設を訪問し、チャットを創設した部隊も視察している。

 米軍にとっては、武器をどれほど使用すれば消耗するのか、理解を深める機会にもなっている。例えば、銃身が摩耗するのに米軍兵士なら通常数年を要するが、ウクライナではかなり頻繁に発射するため数週間しかかからない。こうした情報は製造元の防衛大手メーカーと共有され、どの部品を最短で生産する必要があるのかを決める判断材料になることもある。米軍関係者が明らかにした。

 チャットを統括する中佐によると、14のチャットのうち、ハイマースやりゅう弾砲に対応したものが最も重要だと位置づけられている。ウクライナ兵から届く要請(これまでのところ約650件)はいずれも数分以内に対応された。スペア部品は通常、数日以内に近くの飛行場から出荷されるという。

 それでも間に合っておらず、部品の多くは需要に対応し切れていない。そのため、ウクライナは自分たちで生産システムを構築している。

 西側諸国からは提供できる武器の在庫が枯渇しつつあるとの声が上がっており、ウクライナが手元に届いている装備品を修理・保全していく必要性が今後も高まりそうだ。一部では「支援疲れ」から武器の提供がこの先減っていくとの危機感も出ている。ロシアによる石油・ガス供給削減の影響で、欧州が燃料不足に陥りかねないと警戒されている冬場はとりわけ危うい時期だ。

 米軍の司令官らは、もはや武器をどう提供するかだけでなく、重火器が稼働を続けられるよう、部品の供給網をどう構築していくかについても取り組んでいると話している。

 「戦争とは後方支援の実力が試される場だ」。米国の在欧州陸軍司令官を務めたベン・ホッジス氏はこう述べた。

 

f:id:tu_ray_0g_0s1:20211124202215p:plain