小泉進次郎環境相は18日、中高生や大学生とプラスチックごみ問題を巡りオンライン形式で意見交換した
中学校1年生の理科学習でプラスチック授業が必須に!
学習指導要領で、平成24年度から中学校1年生の理科学習に「プラスチック授業」が1時間必須になることから、日本プラスチック工業連盟、社団法人プラスチック処理促進協会、塩ビ工業・環境協会、塩化ビニル環境対策協議会が集まり、先生向けのワークノートを作ることになりました。この分野で多くの教材を発行している大日本図書に東京大学の渡辺正先生を通じてお願いしたところ、快く引き受けて頂きました。
一方、東京都中学校理科教育研究会では先行して、プラスチックの授業をどう進めて行くかが話し合われ、既に実験的な試みと必要な補助教材を作られていました。その中心で活躍されていた山口先生(品川区立豊葉の杜中学校)が授業を行う先生の視点で貴重な助言と具体的な実験の進め方についての資料を提供されて、具体的なワークノートの概要が出来上がってきました。
プラスチックは既に身近に使われ、生活に欠かせないものになっていますが、その安全性や廃棄の問題、原料である石油資源の課題などにも触れ、いろいろな種類のプラスチックの違いを見分けて科学的に理解する力を養っていくことを願って作ったものです。
構成は大きく二章に分かれ、「プラスチックを調べる実験活動」と「プラスチックの基礎知識」について、グラフ、表、写真を多用して分かりやすく説明しています。主なプラスチックとして、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタラート(ポリエチレンテレフタレート)を取り上げ、自動車や宇宙で貢献するプラスチックにも言及しています。B5サイズの24頁とコンパクトに仕上がり、先生方のワークノートとして利用しやすいものになりました。是非、一読され、教育現場で活用して頂きたいと関係者一同願っています。