ATACMS後継のPrSMがINF(中射程及び短射程ミサイルを廃棄するアメリカ合衆国とソビエト社会主義共和国連邦の間の条約)の縛りから解放されて射程700kmに達したら、奄美大島からでも尖閣諸島が射程に入るのな。
防衛省は16日、日米共同統合演習「キーン・ソード」で陸上自衛隊瀬戸内分屯地(鹿児島県瀬戸内町)に展開している米陸軍の高機動ロケット砲システム「ハイマース」を報道陣に公開した。奄美駐屯地(奄美市)では、救護や部隊輸送に使われる米海兵隊の輸送機オスプレイが離着陸する様子が確認された。
演習は中国を念頭に日米の対処力の強化が狙い。攻撃前のグレーゾーンから武力攻撃事態を想定する。瀬戸内分屯地では車両型のハイマースにミサイルを装てんする手順を紹介し、米軍大尉が「スピーディーに展開できる。装てんは4~6分程度」などと強調した。 奄美駐屯地には負傷者を救護する「収容所」を設置し、重傷者役の米兵や自衛隊員を次々に搬送。日米の医官らが連携し、治療の優先順位を決めるトリアージの流れなどを点検した。 奄美大島の部隊が4両保有する12式地対艦誘導弾の発射ユニットや、日米で作戦を共有する「調整所」を公開。オーストラリアやカナダ、韓国、フィリピンなど7カ国と北大西洋条約機構(NATO)の中佐ら14人も視察した。 キーン・ソードはほぼ2年に1度ある日米最大規模の実動演習で10~19日まで。18日は徳之島の着上陸訓練を公開する。