艤装してます

艤装してます

しばらくかかりそ。サグラダファミリアより遅くなるかも。

日大がアメフト部へ2度目説明会、廃部も「今年度内」に創部予定…優遇維持に3部降格回避案まで

日刊スポーツ(朝日新聞系)とスポーツニッポン毎日新聞系)の論調がまるで違う件。

12月31日以降の引継ぎについても説明はあったんですかね。

 

日大がアメフト部へ2度目説明会、廃部も「今年度内」に創部予定…優遇維持に3部降格回避案まで

日刊スポーツ、12/22(金) 0:07配信

 

 日本大学(日大)は21日、違法薬物事件を起こして15日に廃部の正式決定が下されたアメリカンフットボール部の部員、保護者に向けた2度目の説明会を都内で実施した。

 

 複数の出席者によると、廃部は「覆らない」と断言された一方、今週18日に開かれた競技スポーツ運営委員会で決まったという「新たな受け皿」が沢田康広副学長から提示された。

 

 いったん廃部にした後、発足させる予定の「新生アメリカンフットボール部(仮)」を「学生部(サークル)」に格下げせず、引き続き「競技スポーツ部(体育会)」所属として活動させる方針が伝えられたという。

 

 この競技スポーツ部は、今月4日の林真理子理事長らによる会見で「廃止」→「日本大学競技スポーツセンターの新設」を目指すことが表明されており、新生アメフト部は来年4月以降、このセンターに属する運動部として据え置かれる見通しが示された。

 

 その場合、専用グラウンドや寮の使用、スポーツ推薦などの優遇が保たれる。説明会の中では来年度以降も奨学金の支給、特待生の維持、来週入学予定者の受け入れも決定事項として保証された。

 

 また、新生アメフト部の〝創部〟時期についても言及があった。沢田副学長は「明確に決まったものはないが」とした上で「今年度内」と発言。廃部後、あらためて一から部員を募集するに当たり、再建に向けた厳格な入部条件をクリア、大学側の面接も受ける、等の要件を満たすことを前提に「今年度内には何とか」と来年3月までの復活、新年度4月からの活動再開プランを明らかにした。

 

 一方、部員側からは、廃部に伴う関東学生連盟からの退会=3部準加盟からの再出発を避けられないか、との要望が数多く出たという。

 

 既に1部下位BIG8への降格が決まっており、一気に3部まで落ちれば、再び甲子園ボウル出場権を争える1部上位TOP8に返り咲くまで、最短で5年かかる。そこへの不安を訴える声が複数の部員から上がった。

 

 大学側も理解を示し「安心、安全な競技を目指している中、フェニックスが3部に出ることが(実力差、体格差を鑑みて)適切かどうか。そこを考慮、検討してもらえれば。最も下位からにならないよう、大学側も関東学連との交渉の席に着かせていただく」と沢田副学長が約束する場面もあった模様だ。

 

www.nikkansports.com

 

 

 

日本版NCAA(うにばす?)のうの字もないのは、1つの見識というべきか。

俺には、本場NCAA、本家本元のNCAAとは、まるで違うものに思えるんだが。

 

日大アメフト部復活には条件を 卒業率3割→9割にしたコーチの改革

朝日新聞デジタル記事後藤太輔2023年12月22日 7時30分

 

 スポーツ推薦で大学に入学した部員が授業についていけず、卒業できない。選手を引退した後の失業率が高い。選手による発砲事件も起きた……。

 

 1980年代、米国でも大学のアスリートの行いが社会問題になっていた。

 

 その改善に乗り出したのが、プロフットボールNFLのチームでのヘッドコーチを経て、1980年代初頭に米ジョージア工科大の体育局長に就いたホーマー・ライスさんだった。

 

 日大アメリカンフットボール部の薬物事案など、日本で大学運動部の不祥事が続いている。米国の改革は、日大や日本の他の大学にも参考になる。

 

 ライスさんは、学業を最優先にし、練習や試合に参加するための学業基準を設けた。人生で必要な知識を身につける講義の受講や、社会奉仕活動の義務など、他にも様々なことがプログラムで課された。練習時間が制限されるため、反発も多かった。

 

 しかし数年後、低迷していた運動部が全米や所属リーグで優勝を争うようになる。

 

33%だった運動部員の卒業率が、十数年後には87%まで改善された。今では全米の大学が、このようなプログラムを持っている。問題がゼロになるわけではないが、道を踏み外す学生を少なくする仕組みを作り改善してきた。

 

 日大も、同じような取り組みの導入を検討している。これらの実施や継続を、日大アメフト部の復活や存続の条件とし、その成果を定期的に他大学や社会と共有してほしい。

 

 日本全国の大学や高校も巻き込んで仕組み作りをしなければ、別の学校や部で同じことが繰り返されるだけで、学生のためにならない。罪を犯した者を切り捨てるだけではなく、学生の成長をサポートし、社会に送り出す仕組みが、今こそ必要だ。

 

(後藤太輔)

 

www.asahi.com