ログを抜粋して再掲
http://blogs.yahoo.co.jp/tu_ray_0g_0s1/48554230.html より
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両者の業務分担に関しては、フレームワーク設計、基本設計、実施設計、それぞれの段階において分担表が作成されている。
初期にはボール形状等のスタジアム計画、施設規模の設定や競技用施設等の施設計画の一部やファサードについて、デザイン監修者であるザハ・ハディド事務所が主担当で設計JVが副担当となっている。
一方、電気設備設計や音響等のエンジニアリングデザインや施設計画のうち安全性、セキュリティ等については設計JVがはじめから全面的に担当している。
そして、基本設計がある程度進んだ段階では、すべての主担当が設計JVとなっている。この分担表によって、契約及び特記仕様書上の「デザイン監修と設計の仕分け」、「参照すべき仕様書の食い違い」等の問題が解消されたと考えられる。
フレームワーク設計(平成25年7月29日)、
新国立競技場整備及び環境整備に関わる設計条件の整理や基本設計方針の策定等
基本設計(平成26年1月10日)、
新国立競技場整備及び環境整備に関わる基本設計図書の作成や概算工事費の検討等
実施設計(平成26年8月20日)、
実施設計方針の策定や実施設計図書の作成、概算工事費の検討等
白紙撤回表明(平成27年7月17日)、
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デザイン監修に過ぎないはずのザハハデド側が大暴れしたことにより、
・>概略の分担関係を確認するまでに要した人的・時間的負担は相当なものであった。
・>フレームワーク設計で設計与条件がなかなか確定せず、様々な与条件を検討しながら基本設計段階に入ってしまったために、それぞれの完了時期が2~3ヶ月程度遅れている。
・>これらとともに設計段階に投入されるJSC及び設計JVのスタッフ数が足りないことがそれに拍車をかけ、実施設計に入るタイミングが3ヶ月程度遅れる結果となってしまったと考えられる。
・>一方、JSCと設計JVとの契約においては、ザハ・ハディド事務所とのそれのような混乱はない。
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いわゆる”ザハ案”などと称するものは、(ガワ1枚を除き)この世には存在しないとする立場なのだが、さて。(JSCがマトモな対応をしていればねぇ‥)