英がウクライナに長距離巡航ミサイル供与…射程２５０キロの「ストーム・シャドー」
読売新聞オンライン 5/12(金) 0:08配信
【ロンドン＝池田慶太】英国のベン・ウォレス国防相は１１日の英下院で、英国がウクライナに対して射程２５０キロ・メートル超の長距離巡航ミサイル「ストーム・シャドー」を複数供与したと明らかにした。ウクライナは大規模な反転攻勢に向けて、長射程ミサイルの供与を西側諸国に求めていた。
ストーム・シャドーは英国とフランスが共同開発し、通常は戦闘機に搭載して空中で発射する。米国が供与した高機動ロケット砲システム「ＨＩＭＡＲＳ」の射程約８０キロ・メートルを上回り、ＨＩＭＡＲＳでは届かない露軍施設への攻撃に使われるとみられる。
ウォレス氏は、ストーム・シャドーはＨＩＭＡＲＳなど引き渡し済みの兵器を補完すると強調。「ウクライナ領内でロシア軍を押し返すことが可能になる」と述べ、ミサイル使用はウクライナ領内に限定されるとの認識を示した。
