俺は五輪招致に反対だったので、賛同できる点もあれば（これまで書いた通り）そうでない点も。まずは表題の部分についてのみ。
＞最後に付け加えれば、これはデザイナーだけの問題ではない。ザハ・ハディドのスタジアムを拒否するコンテクスチュアリストは、たとえば楳図かずおの赤白ボーダーの住宅「まことちゃんハウス」をも拒否するだろう
はいっ！場所にそぐわぬとの理由で拒否しますっ！！
立地が外苑でかつ「まことちゃんハウス」の高さが75ｍである限りにおいて
＞たとえば1960年代にそういうコンテクスチュアリズムが支配的だったとしたら丹下健三の代々木競技場のような当時としては過激な案が許容されたでしょうか。
かなり高い確率で許容されたのでは。現代で言えば普天間基地住宅の跡地に建てるようなものだから。（認識の違いが出ているので引用。ご容赦ください）
表題とは違うが、（一般ド庶民の感覚として）最も引っかかったのが
＞イラクで生まれロンドンで学んだザハ・ハディドが一躍有名になったのは1983年の香港のピーク・レジャー・クラブのコンペで選ばれたときのことです。実は、最終選考には残っていなかったザハの案を拾い上げ、審査員たちを説得して最優秀賞に選んだのは、磯崎新でした。
これは美談なんだろうか。これが美談だとしたら（仮定の話として）同様の事例が最初のコンペ選考で行われ、あるいはその後の知財契約その他で同様の扱いがあったとしても、やはり美談なんだろうか。
